昔話

2004年3月28日
「きみはペット」って、いいマンガなんですよ。
時々ホロリとくるし。ドラマでしか知らない方、ぜひ読んでみて下さい。おすすめです。
で、最新号での話で、「縁」についてあれこれ主人公のスミレちゃんが考えていて、私もちょっと考えました。
「縁」って言葉は元は仏教用語で、とても深い言葉だそうです。

20歳前の頃、私は当時入っていた少女マンガ評論サークルの方達とよく会ってました。イベント会場とか談話室滝沢とかで延々とマンガの話を(笑)。そのサークルはメインスタッフが濃い方ばかり(いや、だってさ、ほとんど若い男性ばかりで、なんで私がここに・・って感じだったのよ。それでも何故か初期メンバーだったんだけどね・・)。でも、その方々さえ「すごい人が・・」という方が入会されて、その人が岩田次夫さんでした。
岩田さんの話はおもしろかったなあ。とても楽しかった。
C翼最盛期の頃になると、私も批評ではなく創る事をやってみたいなあ〜と行動し始めイベント会場にせっせと通い、そこで岩田さんの姿をよく拝見しました。本当に精力的にあちこち手伝われてました。
その頃から大手サークルの女性の方々に囲まれモテモテでしたね(笑)
イベントスタッフでもなく大手でもない小娘の私が、「あ、岩田さ〜ん!」と挨拶できるのは、心の中ではちょっと得意でした(バカ)
東京を離れて数年後にコミケに来た時、チラリと見かけて「あ、声かけようかな・・」と思ったものの、すぐに私の事を思い出されないだろうし、それも寂しいしなあ・・と、そのまま。あれが最後かと残念です。

ご本人も覚えてない話だと思うけど、岩田さんが、「もしボクが急に死んだら膨大なマンガ本をどうするか」って話を始められて、「焼香したら一箱持っていくのが義務」とか言われるので皆で笑ってたなあ。隣に座っていたAさんが「私はカラになった本棚でもいいです」と言ったような気がする。ホントに楽しくて笑ってた。
お会いする事もなかったら、同人やっても「コミケ関係のエライ人」と認識する程度だったんだろうな。
縁って不思議です。
もし、私が田舎の高校生やってる時、Iさんが「少女マンガの情報誌を作ろうと思います。興味がある方は・・」と雑誌の会員募集コーナーに載せなければ?私がその文に目をとめなければ?
私は誰と出会って、誰と出会わなかったんでしょうね。

岩田さんの入院日記、全部読みました。↓
http://www.st.rim.or.jp/~nmisaki/topics/iwata.html
「自分は本当は誰からも愛されない人間だとずっと思っていた」と書かれていたのには複雑でした。私は岩田さんって皆から愛されてる人だなあ、うらやましいなあって、ずっと思っていたので。
正直、厳しい人だなあ、怖いかもと思った事はあるけど。
でも、深く語るほど親しかったわけじゃないし。
「昔の知人」としては、岩田さんが入院中、すごく周囲に大事にされて、自分はとても愛されてるんだ、幸せだと言われてる事が、とてもよかったなと。

なんだか、文章がヘタクソでごめんなさいです・・

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明

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