季節はずれの昔話

2004年6月20日
昭和も昔の話。
中野のアパートに住んでいた頃の、ある冬の日。
夕方から、どんどん雪が降り始め、深夜にはすごい積もりように。
ハンパじゃない量に、すっげ〜!と外に。
こんな大雪の日、用もないのに出歩く人はいないよなあ・・と、「用」を考える。そうだ、今日買った大福は本日中に〜の奴だけど、一人で食べれない。友達んちに持って行こう。いや、寝てるか。ドアの前においとけばいいや(そりゃ本日中に〜にならないんじゃないか?)
ズボズボと雪に埋もれながら歩く。おかしい。笑いが出ちゃう。
10分ちょいの道のはずが、一時間位歩いてるような。
細い道は誰も歩いてない。そうだよな〜こんな大雪の深夜。
おかしくて、おかしくて、鼻歌なんかでちゃったりして。
友人のアパートにたどりつくと、彼女の部屋には明かりがついていた。
寄らずに帰るつもりだったけど、雪道歩いた先の明かりは、マッチ売りの少女がつけた火のようで、フラフラと。
「びっくりした」「卒論書いてたの、ウトウトしてたけど」
コタツにもぐりこんで、くだらないおしゃべりして笑った。

数年前の秋、同じ道を歩いてみた。
前の日にコンサートで聞いた歌がアタマに浮かんで、歌っちゃたりしながら。
ゆ〜き〜の降る街〜ひと〜りで〜〜おも〜いでと歩いた〜〜
笑いが出て、泣けてきた。
まだ、彼女には会えないんだなあ。悲しいなあ。

なんてね。
おセンチに浸った帰り道、NTT東日本の支店の前で、「おお!中居と慎吾のポスター発見!!チラシもあるぞ!やり〜〜!!」と喜び、ついでに寄った(あくまでついで)、中野ブロードウェイのまんだらけで、偶然、前日、東京ドーム近くのケンタでチケット交換して別れた札幌の女性と再会(おい)。オチってこんなもんさ。

今年のスマコンは冬にずれこみそうだから、また雪の歌を聞きたいな。

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明

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