今日はバイオリン話
2004年11月29日剛の「海峡を渡るバイオリン」を見ていて、糸川英夫の名前が出たんで、ああ、やっぱりなあ〜時代的に関わってると思ったよ〜と。在日韓国人の人で、バイオリン作りの有名な人がいるとは昔聞いてたけど、それほど詳しくなかったのね。で、ようやく納得。しかも、糸川英夫の講演聴いて、その道に進んだと知り、縁とかきっかけとか妙なもんだなあと、しみじみ。
ずいぶん前に、糸川英夫の「八十歳のアリア」って本は、自分が持ってる本の中でよく読み返す本だと日記に書いたような気がするけど、またまた読み返しました。「海峡を〜」のモデルの人の名前はまったくありませんが、篠田弘嗣さんの名前は出てきました。糸川さんがバイオリンの研究をするきっかけを作った学生のバイオリンの先生が篠田さんって事で。
で、「海峡の〜」の自伝の本もついでに立ち読みしてみたけど、「何故かわからないが、戦闘機作りで世界的に有名な糸川先生がバイオリンの講義をしていた」と、詳しくは知らなかったみたいです。「糸川先生の講義に感動し、希望を失った自分に運命の入り口を案内してくれた〜」とか語られてたのですが、その糸川さんがバイオリンの研究に没頭したきっかけが、戦後、飛行機に関する研究を一切禁止され、「子供のころから飛行機屋になるしか考えてなかった自分」の存在理由を失い自殺ノイローゼになってた時に「先生の頭脳ですれば、安い費用で最高のバイオリンを作れるはずです!」と突拍子もない事を言い出した学生の頼みごとをかなえる為だったとは、よもや思いもしなかっただろうなあと・・つうか、科学者にバイオリン作ってくれと頼む学生もすごいけど・・いや、それを「そだなあ・・じゃあ、それ作ってから死のうか・・」と引き受ける糸川さんもすごいです。
この「八十歳のアリア・四十五年かけてつくったバイオリン物語」の本、マジ、おすすめです。
ストラディバリウスの音を調べたいが為に録音機を作って、演奏家の諏訪根自子の庭に学生を忍び込ませて録音させてくるあたりなんぞ「無茶やりよんな・・」って感じです(笑)
ドラマの感想がとんでしまいましたね(汗)
剛はホント演技うまいけど、その分、鬼気迫るとことか、せっぱつまったとことか、うますぎて怖いんですよ(汗)
実は淡々とした役のドラマが一番好きかも。
ボクカノカノは前半の無表情なエリートサラリーマンが好きでした。冷たい役、好きだぞ〜(笑)
少年時代に出てくる先生役のオダジョーは、その美しさに呆然。
でも「何故、先生の息は甘いのだろう」のナレーションには「おういおいおいおい〜〜!」と突っ込んでました。
おたく女の心わしづかみよ!(笑)
しかし、いくらファーストポジションとはいえ、一発目にあんな綺麗な音はでないだろう・・と、主人公にバイオリンを教えるオダジョーの姿を見て、突っ込んでた私。
自伝のほうでは、相川先生は埼玉ではかなりの名家のおばっちゃんで、絶対音感を持った白皙の美青年だったそうです。心酔するはずだ・・ああ、オダジョー素敵だった・・
真面目なのかオタクなのか、ごっちゃの今日の日記、BGMは川畠成道のトロイメライざんす。
・・ここまで書いて、検索の旅に出ていたら、「八十歳のアリア」は現在廃刊との事。ありゃ、文庫にでもなってるかと思ってたのに。ついでに、「きっかけになった学生」である熊谷八尋氏へのインタビューにもたどり着きました。宇宙開発関係のサイトですが、これが内容、なかなかおもしろい↓
http://www2.jsforum.or.jp/pr/after_report/kumagai/kumagai.html
出会いに関しては、結構、糸川さんの話とかなり食い違いがあり、私としては「脚色したな、糸川のダンナよ〜」と思うことにしました(笑)
「糸川先生を神格化せずに、欠点を含めて理解していかないと」と語る熊谷氏のコメントは、どこをみても「天才、天才、天才ざます〜」と賞賛してある中、客観的でいいなあと思いマシタ。
ずいぶん前に、糸川英夫の「八十歳のアリア」って本は、自分が持ってる本の中でよく読み返す本だと日記に書いたような気がするけど、またまた読み返しました。「海峡を〜」のモデルの人の名前はまったくありませんが、篠田弘嗣さんの名前は出てきました。糸川さんがバイオリンの研究をするきっかけを作った学生のバイオリンの先生が篠田さんって事で。
で、「海峡の〜」の自伝の本もついでに立ち読みしてみたけど、「何故かわからないが、戦闘機作りで世界的に有名な糸川先生がバイオリンの講義をしていた」と、詳しくは知らなかったみたいです。「糸川先生の講義に感動し、希望を失った自分に運命の入り口を案内してくれた〜」とか語られてたのですが、その糸川さんがバイオリンの研究に没頭したきっかけが、戦後、飛行機に関する研究を一切禁止され、「子供のころから飛行機屋になるしか考えてなかった自分」の存在理由を失い自殺ノイローゼになってた時に「先生の頭脳ですれば、安い費用で最高のバイオリンを作れるはずです!」と突拍子もない事を言い出した学生の頼みごとをかなえる為だったとは、よもや思いもしなかっただろうなあと・・つうか、科学者にバイオリン作ってくれと頼む学生もすごいけど・・いや、それを「そだなあ・・じゃあ、それ作ってから死のうか・・」と引き受ける糸川さんもすごいです。
この「八十歳のアリア・四十五年かけてつくったバイオリン物語」の本、マジ、おすすめです。
ストラディバリウスの音を調べたいが為に録音機を作って、演奏家の諏訪根自子の庭に学生を忍び込ませて録音させてくるあたりなんぞ「無茶やりよんな・・」って感じです(笑)
ドラマの感想がとんでしまいましたね(汗)
剛はホント演技うまいけど、その分、鬼気迫るとことか、せっぱつまったとことか、うますぎて怖いんですよ(汗)
実は淡々とした役のドラマが一番好きかも。
ボクカノカノは前半の無表情なエリートサラリーマンが好きでした。冷たい役、好きだぞ〜(笑)
少年時代に出てくる先生役のオダジョーは、その美しさに呆然。
でも「何故、先生の息は甘いのだろう」のナレーションには「おういおいおいおい〜〜!」と突っ込んでました。
おたく女の心わしづかみよ!(笑)
しかし、いくらファーストポジションとはいえ、一発目にあんな綺麗な音はでないだろう・・と、主人公にバイオリンを教えるオダジョーの姿を見て、突っ込んでた私。
自伝のほうでは、相川先生は埼玉ではかなりの名家のおばっちゃんで、絶対音感を持った白皙の美青年だったそうです。心酔するはずだ・・ああ、オダジョー素敵だった・・
真面目なのかオタクなのか、ごっちゃの今日の日記、BGMは川畠成道のトロイメライざんす。
・・ここまで書いて、検索の旅に出ていたら、「八十歳のアリア」は現在廃刊との事。ありゃ、文庫にでもなってるかと思ってたのに。ついでに、「きっかけになった学生」である熊谷八尋氏へのインタビューにもたどり着きました。宇宙開発関係のサイトですが、これが内容、なかなかおもしろい↓
http://www2.jsforum.or.jp/pr/after_report/kumagai/kumagai.html
出会いに関しては、結構、糸川さんの話とかなり食い違いがあり、私としては「脚色したな、糸川のダンナよ〜」と思うことにしました(笑)
「糸川先生を神格化せずに、欠点を含めて理解していかないと」と語る熊谷氏のコメントは、どこをみても「天才、天才、天才ざます〜」と賞賛してある中、客観的でいいなあと思いマシタ。
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