正直に言います

ISBN:4403615724 コミック 佐久間 智代 新書館 ￥530
知り合いで飼ってる人も多いだろうから今まで言いづらかったが、私は小型犬が苦手だ。
あの、落ち着きのないチョコチョコした動きが苦手だ。
近所は犬の散歩する人が多くて、よくすれ違ったりするんだけど、犬が急に向きを変えて近寄ってくるのが怖いので、ちょっと間をとって歩く。
泣きたいほど怖い、とかじゃなく、どうにも動きが生理的にダメみたい。TV見てる分は平気だから。
「ゴキブリみたいな変則的な動きが嫌」と言ったら、「人じゃない・・」と言われたことあるけど、ホントにそう思ったんだもん。
でもね、マナー守って散歩してる人や犬に罪はないのよ。
ちょっと面倒だけど、その場を離れればいいだけだから。

け・れ・ど、
ある日、近所の本屋に入って固まりました。
どっかのバカ女が、ひもなしの小型犬を店内で離したまま、立ち読みに熱中してやがる。
犬は、飼い主の足元をチョロチョロしたり、近くを通る人の足元に近づいたりしてる・・
「わあ〜〜かわいい！」
なんて微塵も思いませんでした。
怖い。あの犬が近づいてきたら、恐怖のあまり蹴飛ばしてしまうかもしれん・・
まあ、その近くに行かなければ無事なんだろうけど、勝気な私、マナー違反の飼い主の為に、その道をあきらめるのは我慢できん。犬を蹴飛ばしてでも突き進むのが男だ（いや違う）
ま、普通に、「あの〜犬、苦手なんですけど」とやんわり言って犬だっこしてもらい通してもらうのが無難だろう、と思いながら出た言葉が、
「あの〜犬、嫌いなんですけど〜ここ、通れませんよ」
あ、やべえ、直球。無茶苦茶無愛想な声で言ったし。
とっさに犬を抱きかかえた飼い主、すごい形相で私を睨みましたよ。「こんなちっちゃい犬を毛嫌うなんて信じられない！」って顔で。
あはは、残念でした。
全ての人がこの犬を可愛いと思ってるアナタが、犬より嫌いなのよ。犬、ごめんなあ。

ちなみに、犬が全般的に苦手というわけではなく、中型犬は注意して近づけば大丈夫。
大型犬にいたっては、近づいていって触りたくなります。
たぶん、気性がのんびりしてる犬が大型犬には多いから平気なんだろうなあ（子供の頃、飼っていたセントバーナードとシェパードがそうだったので）

そういえば、この間、「夢の扉」（TBSのドキュメント）でやっていた介護犬の訓練風景見て、ちょっと涙出たなあ〜犬のがんばりがすごくて。
盲導犬や警察犬とかもすごいよねえ。
ホントに感心する。
いや、小型犬もセラピー犬として活躍してるんだろうけど、やっぱり、あの動きが怖いんですよね。
なんででしょう。小さい頃、小型犬に噛み付かれたわけでもないのに。ああ、でも、近所のおばさんちに行って玄関に出てくるマルチーズが怖かったなあ・・

何故に、なになにが怖いって話になったかと言うと、ちょっと「着ぐるみ恐怖症」を検索してたので。
芸能人の誰だったかも着ぐるみ恐怖症って言ってたけど、割と多いんですよね。
小さい頃のトラウマはわかるけど、大きくなったら「中、人が入ってるじゃん」ってならないの？と思うんだけど、「どんな人が入っていて、何を考えて近づいてくるのがわからないのが怖い」って意見もあって、「汗まみれの人が仕事の事を考えてる」と皆が考えてるわけじゃないと知り、色んな恐怖症が存在するんだなあと実感。
まあ、心療内科に通うような恐怖症は気の毒だけどね（例えば、蝉の声を聞くのも怖くて夏は外出できないとか・・）

「ラフ・ダイヤモンド」
着ぐるみ恐怖症の投手が出てきます。
所属チームの横浜ポーラスターズは謎の着ぐるみポーラがいます。どうにも人が入っていないという噂です（笑）
このマンガ、5、6年前のなんだけど、結構、面白いんだよね。
現役女子高生なのに下位低迷球団の監督に抜擢された五月ちゃんが、新庄みたいな企画をバンバンたてて観客を集め、選手の性格に合わせた売り出し方も考え、いつのまにか選手もやる気出してチームが良くなっていく・・っていう話なんですが、とにかく五月ちゃんがサバサバしてる。
「プロ野球は観客を楽しませるもの」っていう考えが徹底してる五月ちゃん、好きでしたよ。

日ハム優勝したときの新庄を見た後、読み返したくなって取り出したのさ。
でも、日ハム、そんなに知られてない選手達が、いい仕事するんだよね。なんかクローズアップ現代でちょっと見たけど、日ハムはドラフトで指名しても選手から敬遠される事が多かったので、独自で集めた膨大なデータから検討して、全国の無名有望選手を見つけてくるそうな（だもんで、年収も高くない）
まあ、金を積み上げるだけじゃダメだって事でしょうかね。

あ、でも、小久保はいくら払ってもホークスに戻ってきて下さい。そして小久保に責任とプレッシャーを存分に与えてくださいませ（笑）