あわれ蚊に哀れかけず

ここ数日、帰るなり蚊が襲ってくる。
とりあえず体を露出しないようにして、アースノーマットにスイッチオン。ああ、あの蚊の音は生理的にダメだ。かゆいし。
NHKの夕方の天気予報で（ローカルだから小絵ちゃんじゃない）、秋に飛んでる「あわれ蚊」の話をしていた。
あわれ蚊・・30年ぐらい前に、さだまさしが出した曲の歌詞にあったなあ。それ以外で一度も耳にしない単語だわ。
あわれ蚊は、命短いので血を吸われても殺さないように・・という話だった。そういうわけで「あわれ蚊」なのだそうな。

いや、殺すよ。
手を汚さずにな。

先日、姉が研修でこちらに寄ったので、ママンが色々持たせてくれた。
待ってたぜ、茹でピーナッツ！（ちなみに、島原の言葉ではピーナッツは「どうはっせん」といいます）
お礼の電話をしたついでに、世間話をしていたら、ママンの意外な読書傾向がわかった。
私が物心ついた頃から、ウチには本がなかった。
父親はホントに本を読まない人で、ママンも娘時代は吉屋信子を読みふけり少女雑誌に詩なんぞ投稿してたそうだけど、結婚したら家事や育児や仕事に追われてそれどころじゃなかったみたいで。
んで、ここ最近、孫の本を借りて読み始めたら、読書熱が上がりっぱなしだそうな。
色んなジャンルの本を（BLはないだろうが）片端から貸してくれて色々読んで（姪っ子たち、かなりの乱読派）、大体、好みがわかったらしい。
ミステリーも好きだそうだけど、「やっぱりトールキンの指輪物語が最高ね。時々、登場人物の相関図とか名前とか忘れちゃうから、手元に置いて何度も読み返してるのよ。十二国記もね」
・・ママン、ファンタジー系、好きだったんですか・・
「十二国記、あれ、途中なのよね、随分経つのに・・」
小野センセー、ウチの70過ぎたママンの為に、続き書いてください・・
しかし、ママン、細かい字は老眼鏡かければ平気らしい。
元気だ・・

私、ママンより本読んでないです・・

なんか、ママン、高村薫とかも好きそうだな。
今度、貸すか・・（すでに読んでる可能性大）

十二国記、ギャグ同人誌だったら笑いながら読んでくれそうだよ、ママン・・