動と静

2009年5月12日 読書
昨日、休日で出かけたくなかったけど、水城せとなの「俎上の鯉は二度跳ねる」を買いに近所の本屋へ。Web配信のマンガだったけど、私は携帯でちょこちょこマンガ読むのは大嫌い。
まったく読んでなかったのでコミックス待ちましたよ~でも、サイズが小さいのは不満。
同時発売の新装版「窮鼠はチーズの夢を見る」はなかった。
まあいいや。紀伊國屋限定でペーパーがつくらしいから、明日、博多で買おう。
前の本は持ってるし急がないし~

と、本日、仕事の帰りに交通センターの紀伊國屋に行ったら・・ありゃ、ない。
青桐ナツさんの「flat」2巻が出ていたから、それを持ってカウンターに出しながら聞いてみた。
若い女性店員さんが、すっごく申し訳なさそうに「すみません。入荷数が少なくて、予約の方だけでなくなってしまいました」と。
予約か、そういうのやっておけば良かったなあ。まあ、仕方ないわな。
「再入荷の御予約は受付できますが・・」
「いつぐらいに入ります?」
「今月下旬には・・」
結構かかるなあ。他の本屋探せば在庫、ありそうだけど・・まあ、急がないからいいかあ~と、予約する事に。
そこで店員さん、伝票を取り出し、スラスラと本のタイトルを何も見ずに書いてます。
「すごい!窮鼠って漢字、私、書けませんよ!すごいですね!」
と笑いながら言うと、店員さんは、いえ、とんでもないです・・と恐縮笑い。
何枚も書いてるうちに覚えちゃうんだろうなあ。ご苦労様です。
多分、「俎上の鯉」もサラサラ書いちゃうよ、この人(笑)
昔と比べると、紀伊國屋、すごく店員の接客態度が良いので好きです。
けど、配本、少なかったってのはわかる。
同時発売の他の5人の作家のモバイルコミックスも一冊も店頭に並んでなかった。
確実に売り逃してるのが残念っす。

さて、「俎上の鯉」ですが、読み終わって、ああ、しんどいなあ、と。
ザ・恋愛のBLマンガなんだけど、恋愛に関係なく、自分が他人に求める期待感と勝手な理想とか依存とか、色々考えると、身につまされる。そんな内容。
私は恭一と同じで、自分を肯定してくれる人としか付き合えない。恋人も友人も。
プライドが高いので、「あなたはいらない」と言われると、ああそうですか、と気持ちが冷める。ホントに一瞬で冷める。
たとえ、相手が情緒不安定の状態で発した言葉でも、とっさに出る言葉は本音だよね、と、いっきに気持ちが冷めて、じゃあね、とスタスタと立ち去ってきた。
それで幼なじみの子を、あっさり見捨てた事あったなあ。幼稚園の時からのつきあいだったのに。まあ、自分いらないでしょ、と今だ反省せず。
すみません、嘘です。ちょっとは反省してます(苦笑)

だけど、「あなたは必要ない」って言葉を言われたら立ち直れない友人もいる。
だから言われる前、思われる前に逃げました。
言われた事はない。言う以前に、いらないもなにもないって思われてるだろうなってのはわかる。結構、それも寂しい。
きつい事を言われたらいいのか?っていうと、さすがにそこまでMじゃありません。今ヶ瀬じゃないんで(笑)

「でももう疲れたなあ・・なんか人生って結構長いみたいだし・・」
って今ヶ瀬の台詞が、一番共感できたりするのが年とった証拠でしょうかね。

一番疲れない、無理しない関係は、ベタだけど「空気のような・・」とかでしょうけど、それは難しいでしょうね。
怒ったり笑ったりイライラしたり嫉妬したりが人間だしね。

とかいいながら、のんびり癒しマンガ「flat 」が評判良かったりするのも、皆、優しい気持ちになりたいからなんだろうけどね。

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